2019年12月の中国製造業購買マネージャー指数（PMI）は50.2%である。

　一、中国製造業購買マネージャー指数の運行状況

2019年12月、中国製造業購買マネージャー指数（PMI）は50.2%で、前月と同じだった。

企業規模から見ると、大手企業のPMIは50.6%で、前月より0.3ポイント下落し、中型企業のPMIは51.4%で、前月より1.9ポイント上昇し、大・中型企業のPMIはいずれも臨界点以上に位置しています。中小企業のPMIは47.2%で、前月より2.2ポイント低下し、臨界点以下に位置しています。

分類指数から見ると、製造業PMIを構成する5つの分類指数の中で、生産指数、新注文指数とサプライヤー配送時間指数は臨界点より高く、原材料在庫指数と従業員指数は臨界点より低い。

生産指数は53.2%で、前月より0.6ポイント上昇し、引き続き臨界点以上にあり、製造業企業の生産拡大が引き続き加速していることを示しています。

新しい注文指数は51.2%で、前月より0.1ポイント下がり、2ヶ月連続で臨界点以上にあり、製造業市場の需要は引き続き増加していることを示しています。

原材料在庫指数は47.2%で、前月より0.6ポイント低下した。臨界点の下で、製造業の主要原材料在庫量が減少していることを示している。

従業員指数は47.3%で、先月と変わらず、製造業企業の雇用情勢が安定していることを示しています。

サプライヤーの配送時間指数は51.1%で、前月より0.6ポイント上昇し、臨界点以上にあり、製造業の原材料サプライヤーの納品時間が速くなることを示しています。

　　二、中国非製造業購買マネージャー指数の運行状況

2019年12月、非製造業ビジネス活動指数は53.5%で、前月より0.9ポイント下落し、非製造業全体の拡大態勢を維持し、成長率はやや鈍化していることを示している。

業界別に見ると、サービス業のビジネス活動指数は53.0%で、前月より0.5ポイント下落した。業種別に見ると、鉄道運輸業、宿泊業、電信放送テレビと衛星伝送サービス、インターネットソフト情報技術サービス、金融業、賃貸及びビジネスサービス業などの業界ビジネス活動指数は55.0%以上に位置し、業務活動が活発である。卸売業、不動産業などの業界ビジネス活動指数は収縮区間にある。建築業ビジネス活動指数は56.7%で、前月より2.9ポイント下がって、引き続き高い景気水準を維持しています。

新しい注文指数は50.4%で、前月より0.9ポイント下がって、臨界点以上にあります。業界別に見ると、サービス業の新規注文指数は50.0%で、前月より0.5ポイント下落した。建築業の新規注文指数は52.9%で、前月より3.1ポイント下落した。

投入品価格指数は52.4%で、前月より0.8ポイント下落し、臨界点以上にあり、非製造業企業が経営活動に用いる投入品価格の全体的な水準の上昇幅が狭いことを示している。業界別に見ると、サービス業の投入品価格指数は52.3%で、前月より0.3ポイント下がった。建築業の投入品価格指数は53.0%で、前月より3.3ポイント下がった。

販売価格指数は50.3%で、前月より1.0ポイント下落しましたが、まだ臨界点以上にあり、非製造業の販売価格全体の水準は前月より小幅に上昇していることを示しています。業界別に見ると、サービス業の販売価格指数は49.9%で、前月より1.2ポイント下がりました。建築業の販売価格指数は52.2%で、前月より0.4ポイント下がりました。

従業員指数は48.3%で、前月より0.7ポイント下がって、臨界点の下にあります。業界別に見ると、サービス業の従業員指数は47.9%で、前月より0.1ポイント微増だった。建築業の従業員指数は50.7%で、前月より4.8ポイント下落した。

業務活動予想指数は59.1%で、前月より1.9ポイント下落したが、依然として高い景気区間にあり、非製造業企業は将来の市場発展に対して楽観的であることを示している。業界別に見ると、サービス業の活動予想指数は59.1%で、前月より1.5ポイント下がった。建築業の業務活動予想指数は59.2%で、前月より3.9ポイント下がった。

　　三、中国総合PMI産出指数の運行状況

2019年12月、総合PMI産出指数は53.4%で、前月より0.3ポイント下がって、引き続き臨界点の上に位置しています。わが国の企業の生産経営活動は全体的に拡大していることを示しています。