ユニクロが第1四半期の利益を発表親会社のファーストリテイリングが大もうけ

日本市場は好調で、中国と韓国市場は急速に成長している。ユニクロ2015年第1四半期の利益は63.9%上昇した。ユニクロ（UNIQLO）の親会社であるファーストリテイリンググループはこのほど、2015年度第1四半期の純利益が前年同期比63.9%増の688億円（約35.71億元）となり、市場予測の484億円（約25.12億元）を大きく上回ったという理想的な季報を提出した。

財務諸報によると、円安が進む中、ユニクロの第1四半期の国内市場での売上高は11.6%増の2326億円（約120.72億円）にとどまった。一方、国際市場は47.3%増の1680億円（約87.19億元）とグループ全体の35%を占めた。その中で、大中華区と韓国市場の収入と純利益はいずれも予想をはるかに上回った。また、ファーストリテイリンググループ傘下の別ブランドGUの二桁の売上高が上昇した。

ファーストリテイリンググループの収益源は現在も日本市場が中心だが、海外市場の占める割合はますます大きくなっている。2014年11月末現在、ユニクロの海外店舗数は695店に達し、2013年同期比183店増加し、その半数が中国にある。

2005年、潘寧氏はユニクロ中国社長に就任し、同ブランドを中産層ブランドとして再位置づけた。その後、ユニクロは高価格比で急速に中国市場を開き、現在ユニクロの海外売上の半数以上が中国市場から来ている。

ファーストリテイリンググループは記者団に対し、ユニクロは中国で年間平均80～100店を出店しており、2015年もこのような出店ペースを維持すると述べた。

それと同時に、ファーストリテイリンググループ傘下のもう一つの低価格ブランドGUも海外市場でビジネスチャンスを探している。GUは2006年に千葉県に初の店舗をオープンし、2009年には約62元の低価格ジーンズを発売して人気を集めた。モデルでは、GUはユニクロの定番よりもファッションを重視しており、価格ではより庶民的で、価格はユニクロより30%ほど安い。

2013年、GUの中国初の店舗が上海淮海中路にオープンした。2014年11月には、GUが上海の金光緑庭広場に2店舗目をオープンした。1店目がユニクロの「店中店」という形態とは異なり、2店目は単独店舗となっている。

「GUの2015年の出店計画については、大きな方向性はやはり上海市内に先に出店したいと考えており、今年は徐々に店舗を広げていくが、具体的な数は明らかにしにくい。2号店が単独出店である可能性もあれば、初店のようにユニクロと共同出店する可能性もある」ファーストリテイリンググループ記者へのメールの返信で示した。