イオン、年間経営指標を下方修正

イオンはこのほど、2008年度（2008年3月～2009年2月）の経営指標を下方修正すると発表した。年度初めに策定した計画では、イオンの2008年度の売上高目標は5兆2000億円、売上利益は1260億円から1310億円。しかし、衣料品の販売低迷の影響で売上高は予想より2000億円減少し、売上利益は390億円下方修正した。特別損失の一部を加えると、イオンの2008年度純利益は初期の25億円から25億円の赤字に下がる可能性がある。この場合、イオンの赤字は2001年度以来7年ぶりとなる。

マクロ経済環境の影響を受け、イオンは今後の投資計画を調整し始めている。紹介によると、2009年度に着工予定のショッピングセンター投資プロジェクトの半分近くが停止され、会社は投資規模の削減、一部の非コア業務の撤退などの方法で資源を集中し、企業の健全な発展を確保する計画だ。イオン側は事業調整の具体的な計画を明らかにしていないが、業界関係者はイオンが関連企業の株式の一部を売却し、コア事業との相乗効果が難しい事業からの撤退を見込んでいる。